今まで深海8143mで泳ぐ生き物がいるなどとは考えられていませんでした。この度撮影された新種の深海魚は、ハワイ沖のマリアナ海溝の調査中に発見されました。クサウオ科の新種と見られるその魚は、半透明の身体と羽のように広がったヒレが特徴的で、泳ぐ姿は”優雅”の一言。
深海探索で魚に遭遇する確率の低さを考えると、今回の撮影はまさに奇跡的。
今までの深海映像には次のようなものがあります。人類にとって海の底はまだまだ未知の領域ですね。
3300mで発見された新種の肉食動物「コンドロクラディア・リラ」(2012)
7800mで撮影された「ヨミノアシロ」(2013)
「しんかい6500」による世界一周航海QUELLE2013
映画『深海への挑戦 3D』
あのジェームズ・キャメロン監督も、自ら設計した一人乗り潜水艇でマリアナ海溝に潜りました。飽くなき探求心はさすが。『アビス』を撮っただけのことはあります。
その様子はドキュメンタリー映画『深海への挑戦 3D』としてまとめられ、2014年に公開されました。
マリアナ海溝の底に達するまで、人類の深海への旅はまだまだ続きそうです。