日本に入ってきてもおかしくないエボラ出血熱、対応可能な医療施設は45カ所

ついにアメリカが本国への侵入を許してしまったエボラ出血熱。西アフリカの3国(シエラレオネ、リベリア、ギニア)において直近ほぼ4週間で感染者と死亡者が2倍に増え、未だ収束を見ない。



エボラウイルスが日本に侵入するとしたら感染経路として最も可能性が高いのは成田空港。空港に近い成田赤十字病院は、日本に3か所しかない「特定感染症指定医療機関」として、今、全国の注目を集めている。

成田空港で感染の疑いが判明した患者は成田赤十字病院へ運ばれるまでの間、空港内「隔離室」へ収容され、その後病院の隔離室へ。ハンズフリーのインターホンや開かない窓、外気よりも気圧が低くなるよう調節された室内で、防護服に身を固めたスタッフによる診察・治療行為が行われる。

コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフス、特定の出血熱その他を特定感染症と認定し、その対応を任されている「特定感染症指定医療機関」は次の3か所。

成田赤十字病院2床千葉
独立行政法人国立国際医療研究センター病院4床東京
りんくう総合医療センター2床大坂

また、第一種感染症(エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、ペスト、マールブルグ病、ラッサ熱、ポリオ、コレラ、細菌性赤痢、ジフテリア、腸チフス、パラチフス)に対処できる「第一種感染症指定医療機関」は次の44医療機関。

市立札幌病院 2床 北海道
盛岡市立病院 2床 岩手
山形県立中央病院 2床 山形
公立大学法人福島県立医科大学附属病院 2床 福島
JAとりで総合医療センター2床 茨城
自治医科大学附属病院1床 栃木
群馬大学医学部附属病院2床 群馬
埼玉医科大学病院2床 埼玉
成田赤十字病院1床 千葉
都立墨東病院2床東京
都立駒込病院2床東京
公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院2床東京
横浜市立市民病院2床神奈川
新潟市民病院2床新潟
富山県立中央病院2床富山
福井県立病院2床福井
山梨県立中央病院2床山梨
長野県立須坂病院2床長野
岐阜赤十字病院2床岐阜
静岡市立静岡病院2床静岡
名古屋第二赤十字病院2床愛知
伊勢赤十字病院2床三重
大津市民病院2床滋賀
京都府立医科大学附属病院2床京都
市立堺病院1床 大阪
大阪市立総合医療センター1床 大阪
りんくう総合医療センター2床大阪
神戸市立医療センター中央市民病院2床兵庫
兵庫県立加古川医療センター2床兵庫
奈良県立医科大学附属病院2床奈良
日本赤十字社 和歌山医療センター2床和歌山
鳥取県立厚生病院2床鳥取
松江赤十字病院2床島根
岡山大学病院2床岡山
国立大学法人広島大学病院2床広島
山口県立総合医療センター2床山口
徳島大学病院2床徳島
高知医療センター2床高知
福岡市立こども病院・感染症センター2床福岡
地方独立行政法人佐賀県医療センター好生館2床佐賀
長崎大学病院2床長崎
熊本市立熊本市民病院2床熊本
沖縄県立南部医療セン
ター・こども医療センター
2床沖縄
琉球大学医学部付属病院2床沖縄

世界保健機関(WHO)の予測は、最悪の場合で世界中で140万人の感染被害もあり得るという驚くべき内容。また、他の機関の中には500万人と予測しているところもある。

→情報元を読む

前述した医療機関45カ所を合計しても、日本全国で受け入れられる病床数はたったの92床。受け入れ態勢の貧弱さは、複数患者の同時入国を許した場合、即日感染拡大となっても不思議ではない状態。

今この瞬間、「心配ない」と高を括るか、最悪の事態に備えて整備拡大を図るか。


政府は17日、エボラ出血熱の感染が広がる西アフリカに自衛隊を派遣する方向で検討に入った。もう「対岸の火事」ではない。

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