エベレスト登頂を陰で支えるシェルパたちは世界一の登山家集団だ

登山家なら誰もが憧れるエベレスト。世界最高峰、8,848mの頂きに立つために、世界中の登山家が訓練に訓練を重ね、そのうちのほんの一握りの人たちが「登頂者」の栄光に輝く。



しかし、その登山家たちの登頂に同行し、彼らの生命を守るための様々な荷物を運ぶシェルパ(ネパールの少数民族の名称。ガイド兼ポーターとして登山活動全般をサポート)たちの存在にスポットが当たることはまずない。

2014年4月18日にエベレストで起きた雪崩は、ルート確保のために登頂していた現地のシェルパ13人の命を奪い、未だ3人が行方不明という大惨事となった。この事故の遺族にネパール政府が支払う補償は、一人当たりたったの42,000円。 事故後、待遇の向上や補償の見直しを訴えるシェルパ達の登山拒否が相次ぎ、ルートの確保は行き詰った。それが今季のエベレスト登山の全面中止につながった。

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毎年エベレスト開山のためのフィックスロープ張りの作業は、現地の選ばれたシェルパ達が行なう。総長8,000mと言われるロープを張るためには、大勢のシェルパたちが交代で、延べ50回以上の登り下りを繰り返さなければならない。重たいロープと器具の重量は、1人当たり25キロにもなる。重い荷物を背負ってのルート確保はまさに命がけである。

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エベレスト登山が商業色を濃くしていった1990年以降、難所のルート確保はシェルパの仕事となり、シェルパによるロープ張りなくして登頂ルートの確保はできない。にも関わらずシェルパの存在は公になることはなく、政府による保障制度も充実には程遠い。

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登山活動中のシェルパの仕事内容は多岐にわたる。ガイドと荷物運搬、通訳、ルート確保、テント設営等々。重たい物は全て引き受け、難所では先頭を切る。運搬するだけなら50キロの荷物でも運べるという彼らは、決して大柄な民族ではない。

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現代はシェルパの助けなしでのエベレスト登頂は不可能。世界中が認めているシェルパという重要な役割を担う人々は、もっとクローズアップされ、厚遇されるべきだ。彼らは世界の名だたる登山家たちよりもよほど多くの回数、エベレストに登頂しているのだ。

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