2014御嶽山噴火~活火山に限らず、登山に対する認識を見直す

2014年9月27日の御嶽山噴火は、気象庁によって直前までの間に弱い地震が観測されていたとはいえ、誰にも予測がつかなかった。2007年にも軽度の噴火が起きていた御嶽山。火山の予測が難しい現状では、地域住民は常に不測の事態に対して備えを怠らないようにする以外、方策はない。


関東・中部地方の活火山は20カ所

日本には110カ所の活火山がある。そのうちの関東・中部地方の活火山の一覧と噴火履歴がこちら。

火山名隣接都道府県最新噴火年常時観測
那須岳福島県・栃木県1963年
高原山栃木県
日光白根山栃木県・群馬県1890年
赤城山群馬県1251年
榛名山群馬県6世紀末
草津白根山群馬県・長野県1983年
浅間山群馬県・長野県2009年
横岳長野県約600年前
新潟焼山新潟県・長野県1983年
妙高山新潟県・長野県
弥陀ヶ原富山県・長野県1836年24時間監視
焼岳長野県・岐阜県1995年
アカンダナ山長野県・岐阜県
乗鞍岳長野県・岐阜県
御嶽山長野県・岐阜県2014年
白山石川県・岐阜県・福井県1579年
富士山山梨県・静岡県・神奈川県1707年
箱根山神奈川県・静岡県
伊豆東部火山群静岡県1989年
伊豆大島東京都1990年

近年の主な火山活動はこちら。火山大国である日本は、常に噴火の危険と隣り合わせで生活していることを忘れてはならない。

伊豆大島・三原山の噴火(1986年11月)

浅間山の噴火(2009年2月)

小笠原諸島の海底火山→新島誕生(2013年11月)

今回の御嶽山噴火も含めて、「火山大国日本」であるということを忘れてはならない。

火山活動の予兆・災害時の行動

今回の御嶽山の噴火では、気象庁は余震などを計測してはいたものの、事前に警戒レベルを上げるのに十分なデータが揃わなかったと発表している。

震度1以上の地震は毎日のように日本各地で起こっているため、それだけでは噴火の予測は不可能だ。火山の観測は自身だけでなく地温や気候変化など様々な情報を総合的に分析して判断する必要がある。十分な設備投資が必要な分野だと言える。

御嶽山の噴火当時に山頂付近に居合わせた登山客のうち、無事に下山した人々の話には次のようなものがあった。

・軽トラックほどの大きさの岩が飛んできた。

・野球ボール大の石が降ってきた。

・噴煙が到達する速度がはやくて、あっという間に視界が真っ黒になった。

・噴煙を吸わないように、地面に伏せ、タオルや軍手で口を覆い、掌で呼吸できる空間を作った。

・高温の噴煙が押し寄せてきて、熱かった。

生還した登山者のとった行動には次のようなものがある。

・岩陰等に隠れて火山灰に埋もれるのを防いだ。

・避難小屋に走って逃げた。

・荷物のことはあきらめて、すぐに逃げた。

・飛んでくる石が体に当たらないよう身を守りながら歩みを進めた。

・リュックサックが燃えてしまい背負えなくなっている登山者もいたので、手分けして手伝った。

今後さらに多くの登山者の声が挙がるに従い、命運を左右する判断や行動も見えてくると思われる。

普段から山での遭難事故や滑落事故は後を絶たず、軽装での富士山登山などがニュースになることもしばしば。初心者からベテランまで、登山愛好家は山に登ることの危険性を十分認識した上で、有事の際の行動を常に考えておく必要がありそうだ。

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