たばこがやめられないあなたはどこへ行く?マック全店舗禁煙の影響

12年前にたばこをやめた私は、「吸いたくてたまらない人」と「匂いが大嫌いな人」の両方の気持ちを経験している。まあ今はたばこがやめられない人に対して「気の毒に・・・」という感想しか持てないのだが、吸っている頃はコーヒーを飲みながらたばこが吸えないなんてありえないと思っていた。でも、時代は着実に「絶煙」の方向へ進んでいる。


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禁煙店舗の難しさ

あのマクドナルドが、ファーストフード業界初の全店舗禁煙に踏み切った。というか、踏み切っていた。今年の8月1日から全店舗禁煙になっていたことを、15日に発表したのだ。

ひょっとして2週間様子を見ていたのかな、とも思った。ファーストフード店の禁煙は結構難しいのだ。

マックは2010年に一度、一部店舗で全席禁煙を試行して、2011年に取りやめた経緯がある。ケンタッキーフライドチキンは禁煙店舗にあとから喫煙ブースを設置したことがある。サブウェイなどは日本に進出した当初に全席禁煙でスタートしたにもかかわらず、その後分煙へ譲歩した。

マックの全店舗禁煙は、はたして続くのだろうか。

禁煙対策の進んでいる店・遅れている店

マックのように計画的に禁煙対策を進めてきた企業はいい。でも、禁煙対策に及び腰の企業も多いのが現状だ。2014年8月現在の主なファーストフード店の禁煙実施状況を比較してみよう。

 禁煙店舗数/全店舗数サイトの店舗検索で
「禁煙」条件があるか
マクドナルド3135/3135 (100%)------
ミスタードーナツ1026/1315 (78%)あり
ケンタッキー
フライドチキン
?/1152なし
モスバーガー607/1446 (42%)あり
サブウェイ?/479なし
ファーストキッチン?/130前後なし
ロッテリア?/390なし

サイトの店舗検索で禁煙店舗の検索ができるかどうかで、企業の禁煙・分煙に対する姿勢がわかる。禁煙のきの字も出さないような企業もある。マックの禁煙化により、他企業も右にならえで全席禁煙に踏み切ることも考えられるが、しばらくの間はマックから流れた喫煙客が集中する店舗も出てくるだろう。

たばこを吸わない人間にとっては、たとえ分煙されていたとしても店舗に入った瞬間からたばこの匂いに悩まされる。ましてや漂流喫煙者が集中する店舗など、分煙されていても行きたくはない。

たばこは無くなるのか

世の中はヘルシー志向に向かっており、健康に気を配り体力作りに励む人たちが増えている。路上喫煙を禁じる地域も増えてきて、たばこを吸う場所がどんどんなくなっているのは事実。たばこの値段も毎年のように上がり、セブンスターなどは460円と、12年前の倍以上になっている。

しかしながら不思議なことに、平成24年の調査では国民の喫煙率は23年の調査の時よりも上がっているらしい。特に男性の20歳代~40歳代の喫煙率の増加が見られるそうだ。

→詳細「厚生労働省の最新たばこ情報」
値上げや国民的禁煙ムードのあおりを受けて一旦は禁煙した人たちが、ほとぼり覚めてまた吸いだしたのかもしれないが、特に男性の喫煙率は34.1%で、まだまだ禁煙国には程遠い。やめられないままJTの餌食になっている気の毒な人たちは相変わらず多いということだ。

吸わないほうがいいに決まっている

しかし、外食産業大手が全面禁煙に乗り出したことは、禁煙社会をつくる上でとても大きな一歩になる。吸う場所が少なくなればなるほど、「やっぱり俺もやめるかな」と決心する喫煙者も増える。吸わせてくれる店があるから吸ってしまうという部分も少なからずある。この際みんな、マックを見習えばいいのだ。

たばこによる税収などの経済利益は年間3兆2000億円だという試算が出たとき、反対にたばこによる医療・労働・火災等の経済損失は7兆3000億円と算出された。大赤字なのにいつまで野放しにしているんだという話だ。

今たばこがやめられない人も、吸う場所が完全になくなるまでにはやめられるといいね。

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