生レバー提供で逮捕者!「O-157は怖い」ということを再認識した方がいいんじゃない?

有名人のつぶやきというのは良くも悪くも注目されるので大変だと思う。当人も美味しい思いをすることもあれば叩かれることもある、とわかっててつぶやくのだろう。生レバー提供で京都の焼き肉店経営者が逮捕された事件について、堀江貴文氏がしたツイートがちょっとだけ話題になっている。

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Twitterより


堀江氏のツイートは「こんなんで逮捕とか終わってるよほんと」というもの。

この焼肉店では”安心できる客”に対して、通常のメニューとは別の「裏メニュー表」を渡して生レバーの注文を受けていたそうだ。食中毒は発生していなかった。

堀江氏がどういった意味で「こんなん」「終わってる」と表現したのかはこの短い文面ではわからない。ただ、このツイートに高須クリニック院長の高須克弥氏が「保健所の指導レベルの話ではないかな?しっかり焼くか生焼けにするかはお客の裁量だろ?」とリツイートしている。

この「お客の裁量」というのもまた解釈が難しい。商品として提供している側に非はなく、あくまでも保健所の管理不行き届きとか、生食する客が悪い、のような意味に聞こえてしまう。そういう意味ではなかったのだろうけれど。

レバーの生食が禁止になったのはO-157による食中毒が懸念されるからであることは周知のとおり。O-157の死亡率は一般に”500~1000人に1人程度”とされているが、子どもやお年寄りの場合、重篤な症状になりやすいという。また、生のレバーのO-157を除菌することはほぼ不可能と考えられており、可能性として食中毒になりやすい食品を流通させるのはリスクが高すぎると国が判断したから販売が御法度になった。

O-157に感染した場合の主な症状は下痢、吐き気、嘔吐、腹痛だが、安易に下痢止めなどの市販薬を飲むとO-157が出すベロ毒素と呼ばれる毒素が体内から排出されなくなるため、かえって危険な状況に陥るという。感染者自身で判断をつけ難いということもO-157の危険な点であり、生食を禁止するのは予防策として正しい判断だと思われる。

生レバーを客に出して逮捕、というのは行き過ぎだという声もあるが、”ふぐ”の場合と比較して考えると納得がいくかもしれない。ふぐの調理師免許を持たない者がふぐを捌いて客に出したら逮捕される。O-157が混入しないよう、あるいは完全に除菌して生レバーを調理できるような技術が確立されれば食べられるようになるだろうが、現段階でその方法がないのだから、客に出したら逮捕されるような決まりを作った。だから、今は食べてはいけないし、出してもいけない。それだけのことだ。

安全を考えて決めたルールを守ることは、身を守る上で大事なこと。当人の感染後のリスクや医療機関への負担を考えたら、今回の逮捕が特に「終わってる」とも思えないのだが。

いや、まあ、「終わってる」の意味するところは結局よくわからないんだけれども。

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