2014御嶽山噴火~勝間和代氏の言う「数千年に一度」が今年だった

27日の御嶽山の噴火は多大な被害をもたらしている。今回の噴火について気象庁は噴火前の微震等の兆候を把握してはいたものの、検討材料のためのデータ不足で事前に警告を発することはできなかった。



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後悔先に立たず

1979年(昭和54年)10月28日に突如噴火した御嶽山。それまで長い間「休火山」あるいは「死火山」と考えられていたのが、この噴火により急遽「活火山」に認定された。

2012年現在の日本の活火山は110。この数は世界の活火山数の7%にも上る。その火山大国日本において、2010年6月、火山研究の専門外の人物の判断で御嶽山など多数の活火山が気象庁の監視から外された。

<当時の記事>

火山監視仕訳

当時、民主党の事業仕分け担当として「大規模噴火は数千年に一度。警戒は無駄 」との判断で予算削減に踏み切った人物の、噴火当日のツイートがこれ。

どうせ自分が生きている間には来ないであろうと彼女が予測していた「数千年に一度」は、図らずも彼女が生きているうちにその1回目が起こってしまった。今後2回目、3回目がないとは誰にも言い切れない。

下は当時の事業仕分け会議の様子。50:00あたりから、専門外の人物らが専門家に対して不毛な問いかけをしている。今見直してみると、気象庁の担当者が訴えている「警報→的中」を増やし「警報→空振り」を減らすための追加予算の必要性が身に沁みてわかる。

自然災害は誰にも予測できない。にもかかわらず彼女は勇敢にも「予測」した。おそらく自分の予測能力が絶大なものであると確信していたのだろう。人間、調子に乗るとロクなことにならない。

勝間和代3

地震や火山活動など、自然が起こす事象を甘く見てはいけない。彼女を除いて我々全員が、安易な希望的観測で自然に相対することのないよう、今回の不幸な出来事を通じて肝に銘じるべきだと思う。

予断を許さない状況

28日午後になって、救助隊により山頂付近で心肺停止になっている30名以上の登山者を確認した。火山灰で別世界と化した山頂付近の捜索は始まったばかり。重軽傷者、不明者も含めて、今回の噴火による被害者はかなりの数に上るものと予想されている。

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また、周辺地域の被害も甚大である。火山灰が地域住民の健康や農作物へ与える影響は甚大だ。開田高原の白菜等は葉の間にまで火山灰が入り込み、近隣地域では自治体が、外出を控えてマスクを着用することを呼び掛けている。28日現在、長野県など周辺の広い地域に硫黄臭や微量の降灰が広がっている。

現在24時間体制での監視が続けられている御嶽山。有識者の報告で水蒸気噴火だったことが明らかになったが、今後マグマ噴火につながる恐れも否定できないとのこと。今回の噴火によって、日本の活火山への監視の目が一層強まることは間違いない。

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