「ダイエットすると友達を失う」という、いかにもありそうな調査結果が出たらしい

現代人にとってダイエットは、まさに国民の義務に近い。アメリカではディズニーランドのボート・アトラクションが国民の体重増加に伴い改修を余儀なくされたということが2009年にあったほど、肥満が進んでいる。アジア人はスリムという印象があるが、お腹の張り出し方では日本人も引けを取らない。


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ダイエットで減るのは体重だけではないという話

イギリスのあるサイトでダイエットに関するアンケートが行われた。対象は18か月以上ダイエットを続けて6キロ以上の減量に成功した成人男女2547人。それによると「ダイエットをしてよかったこと」の1位は「confident(自信)」、2位は「active social life(社交的な生活)」、3位は「energy(活力)」。対して「ダイエットによる悪影響」の1位は「lost friends(友達を失った)」が81%でトップだった。

<<参考サイト>>

[browser-shot url=”http://www.dailymail.co.uk/femail/article-2633837/Shedding-weight-Prepare-wave-goodbye-friends-Dieters-lose-two-friends-stone-drop-jealousy.html” width=”300″]

調査では体重1ストーン(14ポンド=6.35キロ)あたり2人の友達を失うという結果を絞りだしているが、これは話半分に聞いておくとしても、ダイエットが成功すると友達が減るというのはわからなくもない。実際の話、やせることによって変化するものには、コミュニケーションと密接にかかわっているものが多い。

ダイエットの成功は財産や地位と同じくらい価値がある

人というのは基本的に妬む生き物だから、身近に急にお金持ちになった人やビジネスで大成功した人がいたら疎遠になる場合が多い。太っている人にとってのダイエット成功は、お金や地位と同じくらい羨ましいこと。

カロリーを考え始めると「ケーキの食べ放題に・・・」「帰りにちょっと一杯・・・」という誘いにも乗れなくなる。ダイエットに目覚めた人と未だ関心のない人とでは価値観の開きがあって当然なので、「付き合いが悪くなった」と揶揄されるのは当然。ダイエットというのは、生命維持の本能に反した、ある意味ストイックな行為なので、どちらかというと1人で耐える苦行に近い。ゴータマ・シッダールタが裕福な生活を捨てて出家したのは、家族を捨ててでも得たい価値のあるものがあったからだ。

体重が減ることで友達が去っていく、というアンケート結果は、人々にとってダイエットというものがいかに難しいかということを表している。成功率が低いから、成功した人を羨む。実際、女性のダイエット成功率は3割だという調査結果もある。残り7割から見れば、3割に入った人たちはほとんど敵に近い。

でもダイエットしない人に明るい未来はない

米・カリフォルニア州では成人の半分以上が肥満で、太り過ぎの人への医療費の支出や生産性の低下による社会的損失が年間217億ドルに達するという試算が出された。ダイエットによる健康維持はお金に換算しにくいが、ダイエットしないで病気になった場合の治療費を考えるとダイエットしないではいられなくなる。

以前に慈恵医大病院から提出された情報から病気別の平均治療費が週刊現代に載ったことがある。それによると心臓病のバイパス手術を受けた場合の患者の負担は23万~106万円、大腸がんの場合は33万~51万円。また、別の医療機関の調査では糖尿病患者の年間治療費の平均額は24.7万円。

肥満が引き起こす病気には様々なものがあり、糖尿病と白内障のように合併症も多いので、最終的に治療費がいくらかかるのか見当もつかない。本能のままにおいしい物を食べ続けて、そのツケが誰にどのような形で回ってくるのか考えると、1個のケーキ、1杯のラーメンにもっと躊躇すべきだ。

もし友達を失うのが嫌でダイエットを諦めるようなことがあるならば、それは考えを改めるべきだ。肥満で病気になっても、友達は決して医療費を払ってはくれない。

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