松島氏の後任、上川陽子法相が国会で答えられなかった「不起訴処分」と「起訴猶予処分」の違いは?

「起訴猶予処分と不起訴処分の間には大きな違いがあると思うのですが・・・」

4日の参院予算委員会。民主党の水岡俊一議員にある質問をされた上川陽子法務大臣が、授業中に先生に指されて答えられない生徒よろしくフリーズしてしまった。それが「起訴猶予処分と不起訴処分の違いとは」という例題。



西川農相が水岡議員に栃木県職員時代の収賄による逮捕歴を追及されたのがきっかけ。当時の処分について西川農相は「私は全く罪を認めていない。不起訴だった」と強調したのに対し、水岡議員は「当時の新聞報道には(罪を認めた上での)起訴猶予とある」と指摘。

両者の違いを聞かれた上川法相は「具体的な事例は答弁を差し控える」と逃げを打とうとしたのだが、追撃を受けてしまい、その直後に自席で3分ほどフリーズ。その後、事務方による必死のレクチャーののち、六法全書を片手に答弁に立ったが、それでも明確な答弁は出来ずじまい。これにより国会は、都合10分間中断した。

見ていて痛々しいほどの醜態。法相だからといって法律に詳しいわけではないのだということを世間に知らしめた一幕だった。

調べてみたところ、処分の違いはこんな感じ。

書類送検の後、検察官の判断で起訴・不起訴が決まる。その際、不起訴処分になるのは次の場合。

  • 事件そのものが法律上罪とならない場合
  • 被疑者に犯罪の嫌疑がない場合(嫌疑なしの不起訴)
  • 起訴するだけの証拠が十分でない場合(嫌疑不十分の不起訴)
  • 被疑事実は明白だが被疑者の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追しない場合(起訴猶予処分)

つまり、起訴猶予処分も不起訴のうちに含まれるが、起訴猶予処分ならば「罪が全くない」と認められたのではなく、逆に「有罪だけど許してあげる」と言われたのと同じだということ。

上川法相のおかげで1つ勉強になった。

→六法全書手にフリーズ 事務方も参る上川法相のド素人答弁

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