「千葉県がんセンター」「群大病院」大変な仕事なのはわかるけど・・・みんなで健康になって病院と縁を切るのが一番かも

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医療従事者は毎日忙しく働いている

医師不足が課題として騒がれながらも平成24年に初の30万人に達した日本の医師。厚生労働省の調べによると、平成24年12月31日現在の届出医師数は303,268人だそうです。それでも人口10万人あたりの医師数の全国平均は226.5人で、ざっくり計算で一人当たり441人の患者を診なければいけないことになります。まあ無理ですよね、普通に考えたら。

→医師・歯科医師・薬剤師調査の概況(平成24年・厚生労働省)
もちろん医師数は都道府県によってばらつきがあります。また、専門医となると当然少なくなるので、医師総数がいくら多くても人手不足の診療科はあります。例えば外科医の場合、人口100万人あたりの外科医数は全国平均で22人、専門医になると16.3人という統計が出ています。


全国の病院では医師や看護師等を中心に、多くの従事者が24時間働いています。労働時間は長く過酷で、常に重責を感じ、休憩や休暇も思うようにとれない状況下で従事しています。

厳しい状況下におかれても、患者の尊い命を救うという崇高な使命を胸に心身をすり減らして頑張っているような医療従事者の人々から見ると、「千葉県がんセンターで腹腔鏡手術11名死亡」や「群馬大病院で腹腔鏡手術8名死亡」などで騒がれるのはどんな気持ちなのでしょうか。

→県がんセンター腹腔鏡下手術 術後死11人、待たれる「検証」

→腹腔鏡肝臓切除の死亡率、群馬大は約4倍 学会調査

世の中には医師として尊敬に値する人間も多いのですが、そうでもない人もたくさんいますので、困った医師・イタい医師のニュースが蔓延することで、真剣に患者に向き合っている医師たちのモチベーションが削がれないか、あるいは悪い影響を受けてモラルが低下しないか、とても心配になります。

最近ある病院の看護師意識調査に携わったことがありますが、看護師の業務の繁忙さは殺人的で、心身ともに疲弊している人が多く、仕事の重圧に耐えながら日々懸命に働いていることが改めてよくわかりました。

医師もいろいろ、患者もいろいろ

医師にもいろいろな人間がいます。頭脳明晰で成績が良くて、医学部で勉強して国家試験に合格して・・・と、普通の人より賢いのは確かですが、所詮は人間なので医師全員が思考・思想・技術が優れているとは限りませんし、同じ医師でも日によってコンディションもモチベーションも違います。患者は運悪く、技術的に低い医師に当たったり、性格的に問題のある医師に不愉快な思いをさせられることもあります。権力を振りかざす医師もいるし、業者と癒着する医師もいます。

「病院が信じられない」「医師の情報を隠している」「医者が嫌い」という人は世の中に大勢いるので、こうした問題が発覚するとマスコミはここぞとばかりに騒ぎ立てるし、その割にいつまでたっても医師の情報だけは公表されないという報道規制に人々は「これだから病院は・・・」「医者どうし庇って・・・」みたいな反応をします。まあ、実際庇っているのでしょうし、医師の権力で報道規制をして守っているのでしょう。でも真剣に仕事をしている現場の医師にとっては、とばっちり以外の何ものでもないかもしれません。

→不祥事の連鎖断ち切れぬ「東大医学部」の病

しかし、患者の方にも医療機関に迷惑をかけるだけのような人間がいるのは確かです。最近は患者のパワハラやセクハラ、暴言に悩まされる医療従事者も多く、モラルの低下も問題視されています。近年問題にされる救急車の不適正利用の例では、「妻に加齢臭を指摘された」「蚊に刺されてかゆい」「タクシー代わり」のようなこともあり、明らかに適正医療の足を引っ張っています。

→「妻が加齢臭指摘」緊急性乏しい110番2割超

→救急車の出動件数は10年で3割増加

医者も医者なら患者も患者、なんて言葉しか浮かばないような状況が少なくないのが、今の日本のような気がします。

国民全員病院要らず・医師次々失業が望ましい

世の中は病院に頼り過ぎで、過度の期待をかけ過ぎているように思います。病院好きな人も多いし、医者依存も増えています。だから病院のニュースに敏感になり、医療ミスや不祥事のニュースを見てヤキモキするのかもしれません。そんな暇があったら、自分が”医者いらず”になるべく努力することに時間を割いたほうが有意義じゃないでしょうか。

国もメタボだのロコモだのと言葉や概念だけは提示してくるのですが、肝心な対策が伴っていません。日本はがん大国と言われて久しいですが、いくらお金をかけてCT保有率が世界一になっても、いくら医学部を新設させて20年間で医師数を1.5倍に増やしても、国民の生活習慣が悪化の一途を辿っていては何の意味もありません。適度な運動習慣が国民的レベルで不足していることが判りきっているなら、国民に運動を強制すればいい。全員参加のマラソン大会とか・・・は無理だろうけど、せめて無料参加できる市民マラソンを増やすとか。食物繊維の不足が明白なら国家予算で全家庭にホウレン草を支給すればいい。っていうか、ホウレン草安くしろ!199円とか高すぎるだろ!・・・とまあ、文句を言う前に自分でやれることはやる。適度に運動して身体も鍛えて、メタボを解消すべく食生活の改善に努める。カップヌードルのCMに煽られない、スイーツ特集は観ない、グルメ番組も打ち切りに追い込む・・・などなど、自己管理をしっかりして病院嫌いで一生過ごせば、いい医者だろうが悪い医者だろうが遭わなくて済みます。『本当は怖い家庭の医学』も『ためしてガッテン』も観ないで済みます。理想の国ってのは医療の発達している国じゃなくて、国民が健康で医者が失業するような国だと思いますね、ほんとは。

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