「ヤギを飼いたくて盗難」「寂しくてアライグマ飼育」「カエル串刺し神事に抗議」・・・動物愛が絡むといろいろ大変

茨城県で2月3日、人の家のヤギを盗もうとした67歳の男性が逮捕されました。「ヤギが欲しくなってしまい、自分で飼いたくなった」という供述をしているそうです。これって動物愛ですかね。惚れちゃったんでしょうか。

動物への愛は、法律や伝統といったいろいろなものをあっさりと越えてしまうようで、理屈が通用しないようなところがあります。ヤギの場合は転売したり食用にしたりする目的で盗もうと思ったわけではないようですから、これは独占欲みたいなものなんでしょう。それが例え他人様のものであっても、ヤギが欲しくてたまらなくなってしまった、と。

動物っていうのは人の判断を狂わせるのかも知れません。


兵庫県では今年に入って、アライグマを飼育して書類送検された男性がいます。78歳のこの男性は、近くの山で捉えたアライグマを「一人暮らしの寂しさを紛らわすために」飼育していたそうです。他の動物なら何の問題もなかったのですが、アライグマは特定外来生物に指定されていて、環境大臣の許可なしでは飼育できないんですね。同情の余地はある気もしますが、法律は法律。

ちなみに特定外来生物って結構種類が多くて、しかも植物もあったりしますから、取扱いには十分注意しましょう。

→特定外来生物等一覧(環境省)

人間の都合で動物の自由を拘束するのは、確かに悪いことだと思います。動物を保護し、動物愛を世界に広めようという目的で活動している動物愛護団体が世界中に多数存在しますが、動物虐待はなかなかなくならないようです。

結局人間は動物を自分の都合で愛でたり利用したりしているだけのような気がします。動物と人間がお互いに関わることなく暮らすのが一番いいのかもしれません。

日本に限らず人間は古来より、動物に一方的に関わってきたようなところがあるので、家畜にしても食用にしても、愛玩動物にしても、今更それらを生活から排除することは、ほぼ不可能です。

伝統行事に動物を使ってきた例もあります。長野県の諏訪大社では、生きたカエルを串刺しにして神前にささげて五穀豊穣と国家平安を祈願する「蛙狩神事(かわずがりしんじ)」という行事が現在まで続いています。この行事に対して動物愛護団体が、行事廃止を訴える抗議活動を今年の元旦に行いました。

確かにいけにえを用いた祭事というのは、大昔は当たり前でしたが、どこでも途中から代替品で済ませるように変わってきました。馬や鹿や猪を用いるのは廃止されたのに、蛙ならいいだろう、という考えがあるわけではないでしょうが、動物愛護団体が問題視するのもわからなくはありません。

ただ、往々にして動物が絡む問題は、動物を愛でることを優先するあまりに、その障害となる問題や人間を排除したり攻撃したりする傾向にあります。クジラの問題にしてもしかり。冷静な判断を失うことなく、問題を解決できれば一番いいのですが。


その昔、欧米の動物愛護団体が「ポケモンは人間に虐待されている」「ポケモンを解放しよう」という運動を起こしたことがありましたが、人によっては2次元モノでも保護の対象になるようで・・・。

→「ヤギ飼いたくて」座席に載せて逃走 窃盗容疑の男逮捕
→「一人暮らしの寂しさ紛らわすため」…アライグマを無許可で飼育、78歳男を書類送検
→諏訪大社カエル串刺し神事に抗議 動物愛護団体

→「ポケモン」は人間に虐待されている? 動物愛護団体が「ピカチュウ」解放運動

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