『ご注文はうさぎですか?』2期製作も決定 やみつき注意の”日常系アニメ”に共通する条件とは?

”日常系アニメ”というジャンルは、「つまらない」「山場がない」「だらだらと退屈」と陰口をたたかれる割には結構人気があります。先日第2期の製作が発表された『ご注文はうさぎですか?』もその代表格で、爆発的な人気を得ることは少ないですが、かくれファンが多いのが特徴です。


”日常系”の解釈は様々ですが、WiKiでは次のように定義されています。

美少女キャラクターのたわいもない会話や日常生活を延々と描くことを主眼とした作品群

この解釈はさすがに大雑把すぎですが、定義として”たわいもない”という点は欠かせない条件のようです。
作品としてそこそこヒットしている日常系アニメの共通項としては、次のような点が挙げられます。

・キャラクターデザインが万人ウケするものであること
・主要な登場人物がキャラ立ちしていること
・大きなアクシデントや急展開がないこと
・シリアスな展開にならないこと
・意地悪なキャラや悪人が登場しないこと
・友達どうしの衝突がほとんどないこと
・男性より女性の登場人物が圧倒的に多いこと
・男性が登場しても、極度の草食系であること
・登場人物に生活感や背景設定が感じられないこと
・ストーリーに癒しの雰囲気があること
・エロ要素が比較的少ないこと
・SF要素や魔法系要素などが希薄であること

キャラクターたちののんびりとした日常を淡々と描いていて、鼻に付くリアルな生活感や人間臭さがないような作品が好まれる傾向があります。リアルからかけ離れた世界で、とくに大きな盛り上がりもないままに、たわいもない会話でストーリーが進行していく・・・”日常系”支持層にはそういう作品に、現実では簡単に味わえない安心感や癒し効果を感じているようです。

スポンサーリンク

『ご注文はうさぎですか?』(1期:2014 2期:2015)

西洋風の街にある3つの喫茶店を舞台に、それぞれにキャラ立ちした登場人物が織りなす日常をつづった作品。ストーリーやキャラ構成も含めて、ヒットする要素がひと通り揃っており、狙って作ったものが狙い通り当たったという感じです。

『ヤマノススメ』(1期:2013 2期:2014)

山ガールたちの山登りがメインテーマですが、ハードな登山ではないので日常の延長的な感覚で観ることができます。山ガールのブーム復活に一役買った作品。男性がほとんど登場しません。

『ゆゆ式』(2013)

仲良し3人組の果てしなく続く緩い日常描写にハマる人が続出した作品。観る人によってはどこが面白いのか分らず、退屈極まりない作品でもあります。無駄な力が一切入っていない分、”空気系”という名前に相応しい作品ともいえます。

『のんのんびより』(1期:2013 2期:2015)

癒し系日常アニメに田舎の暮らしという無敵の要素をミックスしたことで幅広いファン層を獲得した作品です。田舎への憧れを持つユーザーにとっては、2倍楽しめるものに仕上がっています。

『きんいろもざいく』(1期:2013 2期:2015)

海外からの留学生という要素を加えたことで、ありきたりな日常ものとは一線を画した作品として高い評価を得ました。

『ゆるゆり』(1期:2011 2期:2012)

ギャグ要素も強めですが、題名の通り緩いゆり系作品なので、肩の力を抜いて気楽に楽しめます。キャラ設定も定番要素が揃っているので、全体に安心感があります。

『けいおん!』(1期:2009 2期:2010)

軽音楽部を舞台にしたストーリーですが、音楽要素をあまり前面に出さず、日常系に徹することで成功した作品です。映画も製作され、興行収入が19億円を突破したことでも話題になりました。


リアルな人間模様を意図的に取り入れようとする動きが最近のアニメ界には見られるようになってきましたが、一過性で終わってしまう感もあります。観ていてストレスが溜まるようなキャラクターを加えることで話題にはなりますが、何度も見直そうという気にならないので、息の長いファン層の獲得は難しいと思われます。アニメが娯楽であるためには、やはり非日常的な”日常”の癒し効果が重要なのかもしれません。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク