殺人に対する刑罰をもっと重くしなければ、人の命の尊さがわからない人間ばかりが増えていく

「殺してみたかった」という理由で高齢者を斧で殺害した19歳の名古屋大・女子学生。近所の小学5年生を刺し殺した22歳の奇行男。この2人には恐らく、人を殺すということがどのような罰に値するのか、明確に判っていないし、罰に対する恐怖心もない。人を殺めたら相応の刑罰が与えられてしかるべきですが、両名ともあまりに突発的な犯行なので、精神鑑定でヘタをすると無罪放免という可能性もあります。


日本の法律は犯罪者に甘いと言われていますが、人間を死なせてしまっても大した罪にならないのは事実です。また、世界の非常識と揶揄され続けている刑法39条や、認知症患者不起訴という最近の新常識など、悪用されかねない無用の法律が人間の命の価値を下げ続けています。


◇2012年に友人の10歳の息子を90度の風呂に”誤って”落とし、全身火傷で死なせた男性は、2015年2月の判決で懲役4年となりました。最長4年の服役で出所します。10歳の子どもの命はたった4年の服役で帳消しになります。法律というのは本当に不思議です。法を守る人たちは法を順守することで精いっぱいで、その法がおかしいだなんてことは考えもしないのでしょう。

→熱湯浴槽で男児死亡、懲役4年 「度を超えた悪ふざけ」

◇「生活保護と児童手当があれば生きていける」と周囲に豪語していた父親が、自分の5歳の息子が言われたとおりに着替えができなかったという理由で3時間にもわたり殴る蹴るの暴行を続け、死亡させました。2014年2月に出た判決は懲役6年6カ月。刑務所で6年ほどおとなしくしているだけで社会復帰です。この父親には他に3人の子どもがいます。子どもたちは今後、いったいどんな人生を送るのでしょうか。

→5歳虐待死、父親に実刑判決 懲役6年6カ月 東京地裁
◇元フジテレビのアナウンサー、”チノパン”こと千野志麻は2013年1月に車で死亡事故を起こしました。相手は38歳の男性でしたが、静岡簡易裁判所が罰金100万円の略式命令を下し、その日のうちに支払いを済ませて放免となったとのこと。現在では遺族のもとに顔を出すこともなく、年末年始はハワイ旅行、2億円で建てた軽井沢の別荘と自宅とを行き来する優雅な暮らしだと報じられています。100万円で不思議なものです。

→千野志麻の現在、事故被害者の母親「一生憎みます」…一方、千野は子供のお受験に夢中・旦那家族とハワイ旅行・軽井沢に2億円の別荘

◇2013年8月、長野県の高速道路で、67歳の女性が逆走走行して大型バイクに衝突、バイクに乗っていた50代の男性が死亡しました。女性は「どうして逆走したのかわからない」「どこから乗ったのかわからない」と供述し、認知症と診断されて不起訴となりました。テレビの取材に応じた女性の夫は、妻の認知症がさらに進行するのが不安だったので、車の運転をやめさせなかったと答えていましたが、何かあった時に保護者としての責任はどう取るつもりだったのでしょうか。不起訴となったからには、法的には無罪です。

→長野道逆走 バイクと正面衝突、男性死亡 乗用車の67歳女逮捕

海外では精神鑑定による刑の軽減という概念が、とうの昔に廃止されています。日本のような緩い少年法を廃止しているアメリカでは、友人の父親を射殺した12歳の少年に懲役25年の判決が下されています。理由はどうあれ、人を殺したらその責任は重い罰で償う。当人に責任能力がなければ身内が代わりに罪を償う。そういった明確で抑止力の強い法律に改正していかなければならないと思いますが、これは日本では誰が真剣に考えるべきことなのでしょうか。

→少年法のありかたとは?12歳で大人として裁かれ懲役25年の刑を受けた少年
とにかく現代は、人の命が安すぎます。軽んぜられているということに、当人たちが遺族になるまで気づかないというのでは、あまりに想像力や共感性が欠如しているというもの。

命の価値が曖昧なままで憲法を改正して戦争に向かうより、国内の法律の見直しを急いだ方がいいと思うのですが・・・。

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