ボストン・ダイナミクスといえば世界で最も有名なロボット開発企業。4足歩行ロボット「ビッグドッグ」などで話題をさらってきましたが、このたび小型の4足歩行ロボット「Spot(スポット)」を発表しました。
これまでの4足歩行ロボたちはデカすぎてちょっと怖かったのですが、今度の小型犬は並んでジョギングするのにちょうどいいサイズ。未来の散歩のお伴、アンドロイド犬フレンダー(古)のナンバーワン候補です。
機械むき出しの見た目がちょっと不気味ですが、もともと軍事用なのでそこはしかたがありません。でもロボットの外観はいくらでもなんとかできるので、ちょっと手を加えれば可愛く仕上がるんじゃないかと。
蹴りを入れられても倒れることなく自分でバランスを取り直す器用さは、並のからくり人形にはできない芸当です。すごいですね、今のロボット技術って。
でも蹴られても蹴られても健気に立ち直る姿は何だかかわいそうで心が痛みます。もう少し大事にしてあげないと、動物愛護団体から訴えられちゃうんじゃないでしょうか。
2005年に発表されて世界中が驚いたビッグドッグは、2012年からアメリカ海兵隊で運用試験が行われています。180キロの荷物を背負って30キロの道のりを燃料補給なしで走り続けることができるとか。機械の軍馬です。
「Spot」のような小型ロボット犬が今後改良を重ねられてリーズナブルな値段で市販されたら、高齢者の買い物のお伴とか通学時の子どもの防犯対策とかで活躍するかもしれません。
ロボット犬「Spot」の歩く姿が不気味すぎて、お伴にはちょっとキモイなあ・・・と思った人は、産総研が開発を進めている「HRP-4C」の歩行する姿をご覧ください。これが自分の横を歩いているのを想像して比較してみると、「Spot」が並走してるのなんてかわいいものだと思いませんか。