2015年前半で公開される、コミックの実写映画。これは楽しみ、っていうのを3つ並べてみました。個人的趣味です。
『暗殺教室』(3月21日公開)
1年後に地球を滅ぼすことを予告している正体不明の最強生物が落ちこぼれ学級の担任に。生徒たちに自分を暗殺するよう仕向けつつ、理想的な教育を行っていくという、今までにない学園コミックが『暗殺教室』(松井優征 作)。
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設定を聞いただけだと、あの問題作「バトルロワイヤル」のお仲間かと思ったりするのですが、読んでみるとこれが感動学園ものとして成立していて、その意外さにグイグイ引き込まれていきます。
怪物である”殺せんせー(ころせんせー)”と生徒たちの間に師弟愛が芽生えていくストーリー展開は実にさわやかで、”殺せんせー”が理想の教師に思えてくるのが何とも不思議。ベストセラーになるだけのことはあります。
生徒役には山田涼介さん、菅田将暉さん、加藤清史郎さん、橋本環奈さんなどのドラマ慣れしている面々が揃っています。ころせんせーのCGもいい感じなので、なかなか楽しめそうな予感です。
『脳内ポイズンベリー』(5月9日公開)
2010年に連載がスタートした『脳内ポイズンベリー』(水城せとな 作)。2014年3月で完結することが発表されたばかりのこの作品は、主人公の行動を、脳内にいる5人のキャラクターたちが話し合いながら決めるという設定でストーリーが進んでいく異色のラブコメディー。
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30歳を過ぎた主人公が自分より若い男に恋をし、大人の女の理性と恋する女の熱情、かわいい乙女心を、それぞれの脳内キャラが分担して表現するところに妙があります。ちなみにこの”脳内キャラたちが会議をする”っていう設定、近々公開になるディズニー/ピクサーの新作『インサイド・ヘッド』(原題:Inside Out)にパクられてませんか、ひょっとして。
主人公である櫻井いちこを演じるのは真木よう子さん。恋の相手早乙女くんを演じるのが古川雄輝さん。脳内キャラには西島秀俊さん、神木隆之介さん、浅野和之さんらベテランが揃っています。
『海街Diary』(6月13日公開)
マンガ大賞2013を受賞した吉田秋生さんのコミックを実写化した『海街Diary』。ストーリーの中心となる4姉妹に綾瀬はるかさん、長澤まさみさん、夏帆さん、広瀬すずさんを起用、話題性抜群のキャスティングで話題となっています。
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原作の持つ独特な雰囲気をどこまで映像化できるのか、楽しみでもあり不安でもあります。特に全編に渡り一家をきりっと締めるしっかり者の長女・幸姉を演じる、天然ボケで名高い綾瀬はるかさん。出落ちにならないかと正直不安です。
でも原作ファンとしては、やっぱり観たいですね、この映画。
お気に入りのコミックが実写化されるのはうれしいような怖いような・・・。でも実写化されたらまずは観てみないと。ひどいことになってる場合も多いですが、「これはこれで・・・」と思えるような感じで仕上がっていれば、コミックのイメージもさらに良くなったりします。そうなってくれるといいですね。