「万引き濡れ衣で中三男子自死」「校長が集会で”女は子供を2人以上生め”」・・・教育現場の今

学生・生徒は不完全な年代。学校とはその不完全な時期にある人間を正しく導く教育の場である。本当に正しく導いているのかどうか、という点で、最近は何かと疑問や不安を感じさせる出来事が多い。

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万引き冤罪・誤った進路指導で中3生徒が自殺

広島県府中町の町立府中緑ケ丘中学校で、ある男子生徒が「1年生の時に万引きをした」という記録を理由に、女性担任から志望校の推薦を断られた。生徒は三者面談の当日に、面談に出席することなく、2015年12月に自宅で自死した。

その後、担任の持っていた記録が誤りで、万引きしたのは別の生徒だったことが判明。担任は校内で十分な事実確認をすることもなく、生徒が万引きをしたと思い込んでいた様子。この誤った生徒指導が、男子生徒の自殺の引き金となったと保護者が訴え、自殺の3か月後に学校が責任を認めた。

→広島・中3自殺 サーバーに訂正済み生徒資料…知られず

→学校「万引き理由、推薦出せぬ」 広島中3自殺、両親に伝達

この事件はその後、担任の言う”生徒指導”は5回ほど行われ、いずれも廊下の片隅での立ち話という形で、プライバシーの保護も考慮されていなかったことが判明。さらに担任が、男子生徒がはっきりと否定できなかったことについて、「明確な否定がなかったので確認がとれたと判断した」と釈明したことが非難を集める結果となった。

また、男子生徒が担任への不信感をあらわにしていたことが、保護者からの証言で明らかになった。

→「先生、どうせ聞いてくれない」 広島の中3自殺報告書

3月12日には卒業式が行われたが、担任は欠席。校長がテレビの前で号泣した。

→同級生ら「一緒に卒業したかった」 府中町立中で卒業式 校長号泣「申し訳ない」

中学校長が全校集会で「子供を2人以上産むこと」とスピーチ

大阪市立茨田北中学校の寺井寿男校長は、2月29日の全校集会で、

女性にとって最も大切なことは、こどもを二人以上生むことです。これは仕事でキャリアを積むこと以上に価値があります。

もし、体の具合で、こどもに恵まれない人、結婚しない人も、親に恵まれないこどもを里親になって育てることはできます。

人として育ててもらった以上、何らかの形で子育てをすることが、親に対する恩返しです。

と発言。

発言を問題視する匿名の電話が市教委にあったようだが、校長は市教委に対し、「間違ったことは言っていない」とコメントしているとのこと。

→大阪の中学校長「女性にとって最も大切なことは子供を2人以上産むこと」

桜宮高体罰自殺、

2012年12月に起きた大阪市立桜宮高校バスケットボール部で、主将だった男子生徒が顧問の元教諭からの度重なる体罰を苦に自殺。遺族が大阪市に約1億7400万円の損害賠償を求めて訴訟を起こしていたが、今年2月にようやく遺族側の勝訴が決まった。ただし、賠償額は、生徒の”気の弱さ”が自殺の一因に挙げられて減額、7500万円となった。

この減額について遺族側は「体罰防止の機運が高まるきっかけになれば」と、上告をしていなかった。大阪市側の吉村洋文市長は「厳しい判決だが、内容は真摯に受け止めなければならない」とコメントしていた。

→大阪市に7500万円賠償命令=桜宮高体罰自殺で遺族勝訴-東京地裁


ただでさえ難しい教育現場で、誰にとっても正しいと言えるような解決策が無いことも多い。でも、世間一般から見ると疑問に思うような学校側の言動が多いのも事実。何らかの勘違いや慢心が教師・学校側にある場合、確実に生徒が犠牲となる。混乱や不幸な結果を招いたりすることを防ぎ、同じ過ちを繰り返さないためにも、教育現場は常に第三者に監視させる必要があるのかもしれない。



その後、退職した模様。
→「2人以上出産」発言校長、退職へ…大阪市教委方針

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