『ポケモンGO』位置偽装ユーザーたちが一斉処分の模様・・・なぜ?

大人気、というより、もはや集めることが義務化している『ポケモンGO』だが、利用規約違反が確認されたユーザーのアカウント停止処分(BAN)が、開発元のナイアンティックにより8月12日頃から始まっているという。

公式サイトには、BANのアカウントが停止された場合の”異議申し立て”をする窓口が開設された。

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→「アカウント停止に対する申し立て」(公式)

開発元を利用規約違反取り締まりに踏み切らせた最も大きな原因は、位置偽装機能付きのエミュレータ『Nox』がポケモンGOに対応していたことが大きいと思われる。

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誰でも使える位置偽装エミュレータ『Nox』

『Nox App Player』は数あるAndroidエミュレータのうちの1つで、仮想のGPS情報を用いて端末位置を偽装する機能を備えている。インストール方法も実際の使い方も驚くほど簡単なため、瞬く間に広まった。

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→『Nox App Player』公式サイト

この『nox』が『ポケモンGO』に対応していた(というよりは、noxがポケモンGOの監視外であった)のは、一部ユーザーにとって好都合だった。ポケモンGOのようにGPS情報と連動して動く、いわゆる”位置ゲー”と呼ばれるゲームは、何よりその場に出向かなければゲームが進まないことが面白さの秘訣だったが、nox上でポケモンGOを動かせば、その場に行かなくてもポケストップからアイテムが回収でき、ポケモンを捕まえることができる。交通費も移動時間もかからず、体力も消耗しない。

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当初はNox内のGoogle PlayからポケモンGoが普通にインストールできたし、Noxの公式サイトでもポケモンGOのプレイを推奨していた。途中から規制あるいは自粛がかかったため、現在ではGoogle Playからのインストールはできなくなっている。

しかしGoogle PlayでダウンロードできなければAPKを直接落としてきてインストールするのがAndroidの世界の常識。どのAndroidバージョンでもインストールできるように改造されたAPKを手に入れる方法もある。結果、現在でもNox上で位置偽装をしてポケモンGOをプレイすることはそれほど難しいことではない。

偽装されて困るのは誰?

エミュレータ自体はどこまで行ってもグレーな存在。この場合、改造APKを利用する時点で違法になってしまうわけだが、そもそもポケモンGOについては、エミュレータでの位置偽装をされると誰が困るのか。

まずは運営側が大いに困る。ポケモンGOはゲーム自体を無料で公開するかわりに、各種イベントなどとのコラボレーション企画で利益を出すことも考えているはず。その場所に出向いてなんぼの商売なので、そこに行きもしないで遊ばれてしまうと、どんな企画も成立しなくなる。

東北・熊本4県の被災地振興・観光集客の目的で、ポケモンGOが活用される計画が発表されたが、こういった形で機能することこそがポケモンGOに与えられた使命だといっても過言ではない。そうでなければただの厄介者になるだろう。


次に、ポケモンGOのフルコンプに命を懸けているプレーヤーが困る。最小限の課金で、最短時間でポケモンのフルコンプを目指していても、家の中にいながらにしてどこにでも出かけられるチート族に勝てるわけはない。楽にできる方法があったら、真剣にやるユーザーはいなくなる。楽して面白いわけがない。


何が何でもアウト、というのも・・・

ただ、エミュレータによるポケモンGOが100%ダメだと、頭から否定してしまうのもどうかと思う。

実際、このゲームを正規のかたちでプレイするには、表を出歩かなければならない。自由に出歩けない人はプレイできないことになる。こんなに世の中で騒がれているのに、参加できない。

もし可能なのであれば、正規の方法でプレイしている人と、仮想の位置情報でプレイしている人の区別がつけられれば、もっと自由度の高いゲームになると思う。事情があって家から参加してます、というプレーヤーがジムでバトっても、区別さえつけば別にいいような気がするし、誰も怒らないと思うのだが。




『ポケモンGO』自体がまだまだ走り出したばかりで、毎週のようにすごい勢いでバージョンアップされている状態。これからどのように変わっていくかわからない。1年後には影も形もなくなっているかもしれないし、別の進化をしているかもしれない。

しかし、”歩きスマホ”等の問題点ばかり指摘されたり、開発側も含め規制で縛ることばかり考えていると、気づいたらプレーヤーの熱が冷め切ってた、なんてことになるのは容易に想像がつく。末永く楽しめるといいけれど・・・。

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