毎日新聞が世論調査やインターネットを通じて有権者の政治に対する感情を調べた結果、当然予想されたことですが、苛立ちなどの否定的な感情が強いことがわかったそうです。パーセンテージの問題なら、苛立たない人のほうが少ないかもしれません。
→【毎日新聞調査】 有権者・・・政治にいら立ち、あきらめの感情も
失言や不評は毎度のことですが、今回の選挙はとくにお粗末さが目立ちます。たぶん師走の忙しい時の解散総選挙になったので、どの政党もどちらの議員も忙しさで目が回り、国民感情とかいった”些細”なことに気を回している暇がないのでしょうか。だから言葉も行動も不用意なのかも。
ここ最近の出来事を振り返ってみても、苛立ちやあきらめを煽っているのは政治家だし、政党はお互いつつきあっているだけのようにしか見えません。
子どもを生まないのが悪い
自民党・麻生太郎氏の札幌での発言が各方面から袋叩きに。「子どもを産みたくても産めない、親が働いたときに保育をしてくれる所がないといった理由で、結果的に産まないことが問題なのであって・・・」と後から釈明。
→麻生大臣がまた“舌禍” 社会保障費増は「子供生まないから」
アベノミクスで儲からないのは経営者が無能
同じく麻生氏の松本での演説。「この2年で株価は1万7千円まで上がった。円安にも振れた」「その結果として企業は大量の利益を出している。出していないのは、よほど運が悪いか、経営者に能力がないかだ」。
「夢は正社員」CMへの違和感
民主党が制作したCM「女性の味方篇」。冒頭からOL風の女性が「夢は正社員になること!」とニッコリ。このTVCMに対する違和感を訴える声が続出。
→民主党のテレビCM「夢は正社員」は、なぜ働く人たちを当惑させるのか
しかし、民主党の枝野氏の「生活が苦しくても良ければ、どうぞ棄権を」という演説にもあるように、国民がきちんと投票しない国では国民も政治家も育たないのは確かです。有権者も政治家も冷めているからお互いに好き勝手やってしまっているような感が否めません。
→「生活苦しくても良ければ、どうぞ棄権を」民主・枝野氏
お粗末さを目にして逆に思いました。今回は真剣に候補者を選んでみようかなと。
<選挙ステッカー>
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