新幹線を海外に売り込むための国際会議開催 メイドインジャパンは売れるのか?

10月22日に都内で開催された新幹線をアピールする国際会議。対象は高速鉄道の整備を計画している各国の政府関係者ら。開業50年を迎えてJR等が新幹線を海外に向けて本格的に売り込もうとしている。


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最高級品である日本新幹線

日本の新幹線は乗客の死亡事故が50年間でゼロという、驚異的な安全実績がウリ。3年前の東日本大震災の際にも乗客を乗せた新幹線が1本も脱線していない。

しかし、安全で正確な運行を制御する管理システムや、高度な技術を要する車両メンテナンスのノウハウなど、運営側の負担も少なくない。

また、線路の規格が特殊なため、新たに整備する際に線路の敷設から始めなければならないことも、導入費の高コスト化につながっている。

安全をとるか、低コストをとるか。長い目で見れば前者の方が正しい判断であることは言うまでもないが、どの国も予算には限りがある。最高級品である日本新幹線を導入できる国は限られるだろう。

ライバルはフランスやドイツ、そして中国

日本の新幹線以外の海外の高速鉄道は、既存の線路を利用できるため導入コストが少なくて済む。運営管理システム1セットの完成度が高い日本の新幹線だが、後発の海外メーカーの方が魅力的に感じる点も多い。

TGV(フランス)

速度の点ではダントツなのがフランスのTGV。営業での最高速度は時速260キロだが、試運転での最高速度は574.8キロを記録している。都市部では既存の路線上を走り、郊外では高速走行用の専用線を走るという融通性も魅力。

ICE(ドイツ)

Intercity-Express(ICE)はドイツの特急列車。最高速度は時速300キロ。洗練されたデザインが美しい。

AVE(スペイン)

スペイン国鉄の高速鉄道システム。マドリードとバルセロナを結んでいる。最高速度は時速300キロ。

中国高速鉄道


中国で導入されている高速鉄道。海外から技術提供を受けて開発された。試運転時には時速486キロを記録。



日本の新幹線システムは優秀で安全だが、時間に厳しい日本という環境が生み出した厳格なシステムであるともいえる。また、勤勉実直な日本人だからこそ正確な管理・運営ができるシステムなのかもしれない。諸外国がその水準のものを欲しがるかどうかはわからない。

また、数十年後にはリニアモーターカーが開通する。それを待たずして最高コストの新幹線を導入するメリットはない。そう考えると日本の売り込みは果たして実を結ぶかどうか。

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