今まで常識だと思っていたことが実は間違いだと言われたら、どちらを信じる?

誰もが信じて疑わない常識だと思われていることでも、時代が進むといつの間にか非常識に変わってしまっていることが少なくない。「信じる者は救われる」とばかりに最後まで信じ通すか、新しい説にあっさり乗り換えるか。


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「コーヒーを飲むと落ち着く」に隠された真実

テンパったときはコーヒーでも飲んで一息ついて、のようなことはよく言われるし、実際そうする人も多い。

でも最近の研究によると、こんな説が浮上してきている。

『カフェイン切れで禁断症状を起こしている人を、一時的に通常の状態へ戻しているだけ』

アメリカのジョン・ホプキンス大学では、長年に渡りコーヒーに関する様々な研究を続けている。カフェインの中毒性に関する研究も行われており、それによると毎日小さなカップ一杯のコーヒーを飲むだけでもカフェイン中毒になり得るという。

万人がカフェイン中毒に陥っているとしたら、コーヒーを飲んで落ち着くのは、切れたカフェインが体内に摂取されるからに過ぎないのかもしれない。

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ちなみにジョン・ホプキンス大学やハーバード大学の研究などにより、コーヒーの功罪については多種多様な説が唱えられている。何を信じるかは人それぞれ。

・コーヒーを摂取すると脂肪分解処理が活性化されるため、ダイエット効果がある
・1日4~5杯のコーヒーを飲むと高血圧になる危険性が高まる
・コーヒーを毎日4杯以上飲むと、結腸がんの危険性が24%減少する
・女性の場合、1日300mg以上のカフェインを摂取すると、妊娠確率が17%減少する
・コーヒー2杯分以上のカフェインを摂取すると骨からカルシウムを失う可能性がある
・カフェインには脳細胞の増加や卒中の損傷を防ぐ効果がある

「理想的な睡眠は8時間」説はデタラメ

理想的な睡眠時間などというものはない、というのが最近の常識になりつつある。人が1日に必要とする睡眠時間には個人差があり、2~3時間眠れば十分というショートスリーパーも多数存在する。

睡眠学の権威である三島和夫氏と川端裕人氏の共著『8時間睡眠のウソ。日本人の眠り、8つの新常識』によると、人の平均睡眠時間は年齢が進むにつれて短くなるという。

5歳~10歳が8時間を超えるのに対して、20歳では7.4時間、30歳から60歳で6時間台を下降していき、70歳で5時間台に突入。

とはいえ、平均はあくまでも平均であり、適正な睡眠時間は人それぞれ。睡眠時間の長さを気にするよりも、規則正しい睡眠サイクルを守ることのほうが大切だという話もある。

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「野菜ジュースを飲んでおけば大丈夫」という過信は禁物

忙しい日々を送る現代人にとって、野菜ジュースは手早く食物繊維を摂れる必須食品。しかし、もしこの野菜ジュースに食物繊維がほとんど含まれていないとしたら・・・。

世間が野菜ジュース神話を疑う元となったのは、2007年に名古屋市消費生活センターが行った比較テスト。その結果は神話を覆すのに十分なものだった。

厚生労働省が推奨する1日分の野菜350gには、ビタミンCが45mg、カルシウムが114mg、カロテンが8.6g含まれている。その数値をもとに市販の野菜ジュース35種類を分析した結果、次のような結果を得たという。

・野菜ジュースにビタミンCやカルシウムは期待できない。(35銘柄中、水準に達したのは2銘柄)
・カロチンは十分なものもいくつかあるが、ほとんど含まないものもある。(35銘柄中、水準に達したのは8銘柄)
・野菜汁100%の銘柄のほうが、果汁配合のものよりもカリウムやマグネシウムが多い。

・カルシウムについては、不足している銘柄が多い。

この比較テストでは最後に「野菜ジュースは小鉢1つ分程度と考え、野菜ジュースで摂取できない食物繊維やビタミンは他の野菜で補うようにしたほうがよい」とまとめている。野菜ジュースで補うのではなく、野菜で補うところが興味深い。

→名古屋市消費センター
これ以外にも、「野菜ジュースは生野菜を加工した段階でかなりの栄養素が失われてしまっている」「濃縮還元タイプのものは栄養素がほとんどない」等の意見もある。

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「がん検診を受けるとがんになる」という噂の真偽

がんの早期発見には欠かせないと言われているがん検診。しかし、その検査ががん予防につながらない可能性もあるという。

事の発端は1990年に発表された「チェコ・リポート」という報告書。6300人の健康な喫煙男子を次の2つのグループに分けて実験した。
①年2回の肺がん検診(X線検査)を3年続ける。
②なにもしない。

さらにこの実験後さらに3年間、今度は全員にX線検査を実施した。

本来ならば①のグループのほうががんの発生率が低いはずなのだが、結果は②のほうが発生率も死亡率も低かった。

アメリカでは、この実験の真偽を確かめるために同条件の追実験が行われたが、同様の結果に終わったとのこと。

この一連の研究による結果については、当局からメディアへの情報規制がかかったという噂もあるが、真偽のほどはわからない。

→参考ページ
日本は世界でも指折りのがん大国。しかも世界でガンが死亡原因の第1位なのは日本だけ。そしてさらに、人口100万人あたりのCT保有台数が最も多いのは日本で、その数は2位のオーストラリアの2.5倍に達するという。

→参考資料



いかに実験データを提示されても、そこから割り出される推測を信じるか信じないかの判断は個人にゆだねられる。また、思い込みが科学を上回るほどの成果を挙げることも時にはある。情報に耳を傾けることが必要だが、情報に振り回されるのは御免蒙りたいものだ。

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